かわら版
京麸を始めとした麸にまつわるお話、半兵衛麸に代々伝わる人生について大切な事が記されたコラム、
京都についてのお話や、麸に関連する行事のお話等、多岐に渡った内容の読み物を更新していきます。
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【あんなぁ よおぅききや】NO.07 「オー・・・和尚さん」
大寒の時期、北山から冷たい風が吹く特に冷える頃、 寒い朝から雪の道でも足袋も履かず、わらじ履きで薄い衣にあじ...
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【あんなぁ よおぅききや】NO.06 お火焚さん
問屋町通には昔、太閤秀吉が京の大仏、方廣寺を建立する際に 高野山より招いた高僧木喰応(もくじきおう)其(...
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【あんなぁ よおぅききや】NO.05 ハッケヨーイ
町内の子供会で、八幡水泳場へ連れてもらいました。 水泳パンツなどはなく、木綿の晒しの白い六尺褌(ふんどし)を...
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【あんなぁ よおぅききや】NO.04 草履
昭和17年18年頃、戦争が激しくなっても、京都はまだそれほど厳しさは感じなかったように思います。 遊び呆けて...
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【あんなぁ よおぅききや】NO.03 のれん
「ニュース館へ行こか。帰りにおすもじ(お寿司)か、まぶし(うなぎ丼)でも食べに行って…」 京都...
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【あんなぁ よおぅききや】NO.02 魚釣り
父は魚釣りが好きでした。 小学校に上がる前から琵琶湖へモロコ釣りに連れてもらいました。 今日のように自動車...
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【あんなぁ よおぅききや】NO.01 あられ
幼稚園に行く前だから、まだ戦争も始まらず、うちも大きな商いをしている頃で、 工場では多くの人が麸をつくってい...
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【あんなぁ よおぅききや】NO.00 はじめに
父は明治二十五年、麸屋の息子として生まれ、麩一筋で生きてきた人でした。 五十代の一番脂の乗り切る時の昭和...
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