半兵衛麸の水へのこだわり
長年、京料理の食材として、麸、ゆばを作り続けてきた半兵衛麸にとって、
製造過程で大量に使用し、できあがりの味を左右する水は最も大切なものです。
半兵衛麸では、創業以来330年にわたり、
いつの時代にも水のきれいな土地での製造にこだわってきました。
京都市内にある細工麸とゆばの工場がある場所は、
かつて清らかな水でしか育たないという芹の畑が広がっていたといいます。
今も工場の地下には、その清らかな水が豊富あります。
毎日、汲み上げるその水を全ての製造工程に使うことで、
美味しい麸、ゆば作りを続けています。
また、麸の総合工場を設けている丹波の美山町は、
清流の里として知られています。
美山のきれいな水を用いて麸の生地を練り、洗い、熟成させ、
伝統の味を守り続けています。
半兵衛麸の麸、ゆばが「美味しい」とお褒め頂く理由の一つは
上質の水がある場所にこだわって工場を設立し、
京の食文化とつねに共にあることだといえます。